BUSINESS INTRODUCTION
国際科学振興財団(FAIS)は、大学・研究機関・産業界をつなぐハブとして研究開発を促進し、
産業イノベーションの創出を後押しすることで、産業全体の持続的な発展に貢献しています。
FOUNDATION OVERVIEW
社会は長いあいだ“つくること(合成)”を中心に発展し、物質的な豊かさを実現してきました。しかしその過程で、環境負荷の増大や資源の枯渇、社会的格差の拡大など、持続性を揺るがす課題が積み重なってきました。現代は、ものを生み出す科学だけでなく、資源を循環させ、環境を再生し、社会の仕組みそのものをより良い方向へと組み替える知が求められる時代です。
社会科学は、こうした複雑な課題に対して、制度・経済・政策・文化・人々の行動といった多様な側面を総合的に分析し、社会構造や社会活動の“よりよいあり方”を探究する学問領域です。技術だけでは解決できない問題に向き合い、持続可能で包摂的な社会を実現するための知的基盤として、現代においてその重要性が一層高まっています。
現代の物質科学は、有機化学・無機化学・材料科学・高分子科学・固体物理・機械工学・電磁気学・高圧科学など多様な分野が連携しながら、物質の理解と応用技術の革新を進めています。いま求められているのは、物質の特性を精密に制御し、環境・エネルギー・産業・生活を支える新しい材料や技術を創出するための総合的な知です。
物質科学は、こうした課題に対して、基礎研究から応用研究までを横断的に結びつけ、持続可能で安全・安心な社会を支えるための知的基盤として、現代においてその重要性が一層高まっています。
現代社会は、通信や計算技術の発展によって大きな利便性と効率性を手にしてきました。しかしその一方で、情報量の爆発的増加、システムの複雑化、産業構造の急速な変化など、社会基盤の安定性や持続性を揺るがす課題も顕在化しています。いま求められているのは、情報を処理し伝達する技術だけでなく、信頼性の高い通信環境を整え、産業や生活を支える情報基盤そのものをより良い方向へと再構築する知です。
情報科学は、こうした複雑な課題に対して、通信・電磁波制御・半導体製造・生産システムといった多様な工学領域と連携しながら、情報処理・計算科学・データ解析を総合的に探究する学問領域です。高度化する社会基盤を支え、新しい価値を創出するための基礎として、現代においてその重要性が一層高まっています。
現代の生命科学は、病態の理解、治療法の革新、再生医療の発展、生命現象の基礎的解明など、多様な研究が相互に連携しながら進展しています。いま求められているのは、生命の複雑な働きを深く理解し、健康で安心して暮らせる社会を実現するために、基礎研究から医療応用までを総合的に結びつける知です。
生命科学は、こうした課題に対して、分子生物学・生理学・遺伝学・医学・神経科学など幅広い領域を横断しながら、生命の本質とその応用可能性を探究します。人々の健康と福祉を支えるための知的基盤として、現代においてその重要性が一層高まっています。
「農芸化学研究所」赤阪 健所長
現代の環境問題は、気候変動、生態系の劣化、資源循環の停滞、環境リスクの増大など多様で複雑に絡み合っており、科学的知見と社会的取り組みを統合して向き合うことが求められています。いま必要とされているのは、自然環境の変化を正確に把握し、人間活動との調和を図りながら、持続可能な社会の仕組みを構築するための総合的な知です。
環境科学は、こうした課題に対して、地球科学・生態学・化学・工学・社会科学など幅広い領域と連携しながら、環境の保全と再生に向けた理論と実践を探究します。地球規模の課題に応えるための知的基盤として、現代においてその重要性が一層高まっています。
ROLE
当財団は、5つの分野の研究開発を進めるとともに、これらの研究開発が社会課題の解決につながるよう取り組んでいます。
この研究開発事業は、大学、研究機関に在籍していない方でも、専門性を活かし、審査を経て財団の研究員として研究を行うことが可能です。
また、研究業務の支援を行う管理機関としての役割ももっており、我が国の研究開発事業全体の推進に寄与しています。
ACHIEVEMENTS
当財団は、約50年の歴史の中で、数多くのプロジェクトを立ち上げ研究開発を行ってきました。 これまでの実績の具体事例は、実績事例をご覧ください。
当財団では、社会科学、物質科学、情報科学、生命科学、環境科学の分野において、
約30テーマの研究が行われています。